嫌われ杉子の一生

スギ花粉の季節がやって来ました。

気づけば花粉症になってから15年も経っています。花見のうれしさが鼻紙のうらめしさに変わって久しいです。
 

そんなこともあって,数年前から携帯型の超小型空気清浄機を使っています。

首からストラップで胸元にぶらさげておくと,小さな本体からマイナスイオンが吹き出して,自分の顔の周囲だけホコリや花粉をはじき飛ばしてくれるんだそうです。

屋外や歩行中では全然ダメですが,室内でのデスクワーク中だと,それなりに効果があるような気がします。

花粉の季節だけでなく,警察の接見室などは非常に埃っぽいので,一年を通してこれがあると助かります。

 

ただ,周囲の視線はやや気になります。

 

空気清浄機だとすぐにわかる人は少ないですから,胸元に怪しげな黒い箱状の物体がぶら下がっているのを見ると,それが何なのか気になって話に集中できなくなることもあるみたいです。

よく間違われるのは携帯灰皿とか携帯音楽プレーヤーですが,私はスモーカーではないし,イヤホンがついていないのでどうも違う……などと考え込むようで。
 

一番困るのは,録音機だと勘違いされることです。

 

残念ながら,弁護士は「市民から嫌われている」という自覚が必要な職業です。

ドラマなどの間違ったイメージが流布しているせいもあって,弁護士は悪人の味方だとか,お金をもらえばどんな証拠でも作り出すとか,冗談のような話を本気で信じ込まれていることがあります。

 

あるとき,思いもかけない人から「弁護士さんだから,どうせ会話は全部録音しているんでしょ?」と胸元の空気清浄機を指さして言われてしまい,それ以来,身につけるのをためらうようになってしまいました。

弁護士はそんなことしませんよ~。

 

  『嫌われる 花粉の気持ちに なってみる』

 

(『事務所ニュース 2009年2月号』より)


コメントをお書きください

コメント: 1
  • #1

    Jada Alejo (土曜日, 04 2月 2017 01:18)


    Hmm is anyone else experiencing problems with the images on this blog loading? I'm trying to find out if its a problem on my end or if it's the blog. Any suggestions would be greatly appreciated.