弁護士,インドを行く(その2)~ガンガーで終活~

ガンジス河に昇る朝日
ガンガーの夜明け

GWにインドを歩き回ってきました。

インドを代表する風景のひとつ,ヴァーラーナシー。ガンガー(ガンジス河)では,日没後の闇の中で,炎輝き鐘や笛が響き渡るプージャ(祈りの儀式)に魅入られました。

夢を見ているかような景色は,ホテルのベッドで見た真夜中の夢につながり,翌早朝には,再びガンガーに抱かれる夢のような景色へ。日の出とともに小舟に乗り,女神ガンガーに祈りを捧げながら花蝋燭を流し,水辺で沐浴や瞑想をする人々に混じりました。

子どもたちが水遊びをしているガート(たくさんある階段状の沐浴場)のすぐ近くでは,遺体を焼く火と煙が絶えません。あらゆるものが流れ,あらゆるものを包み込む大河の水は,透明度が低く,わずかに緑がかった茶を帯びた色味に見えます。触れると,温かさのせいか,ほんの少しトロッとした感じがします。……いや,もう,この際言いますが,ガンガーの水に体を浸すと乾いてからもずっとベタベタします。結構なものです。でも,匂いはほとんど感じなかったですね。

 

ヒンドゥー教徒にとっては,死後,ガンガーに還ることが神への道であり,大きな夢です。

一方,最近は日本でも「終活」がささやかなブーム。故郷の海や川に遺灰を撒いてほしいとか,中にはヒンドゥー教徒でもないのに「ガンガーに流してくれ」と遺言する人もいるようです。遺された側が大変そうに思うかもしれませんが,日本の無闇に高額で複雑な葬儀や墓地・墓石の購入費と比べたら,むしろ簡素で安くつくのかもしれません。

遺言がないために相続人間に争いを生じる事件,遺言が素人判断で曖昧に作成されているために解釈や有効性に争いを生じる事件は非常に多く,私も日常的に相談を受けています。

遺言の作成は,自分のためであると同時に,遺される大切な人たちへの最後にして最大の心遣いです。誰であれ,弁護士の助言を受けて法律的に有効な遺言を作成しておくことを強くおすすめします。 

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