弁護士,インドを行く(その3)~下痢と入管はインド人も泣かす~

チャンドラヴァルマンの鉄柱
デリー/クトゥブ・ミナールの錆びない鉄柱

インドで体調を崩した私。

平気な顔をしていた現地の知人に,「気温46度でも,インド人は暑くないの?」と聞いてみました。すると,「そんなわけナーイ。インド人も暑いヨ。死にそうダヨ~。夜も寝られナイし,ホントは昨日からオナカ下痢ピー。」などと,予想外の泣きが入りました。インド人も日本人も皆人間,人類皆兄弟。というわけで妙に納得しました。

 

ちなみに,その人は最近,日本への入国ビザの申請を却下されたそうです。日本大使館に却下の理由を聞いても一切教えてもらえず,途方に暮れていました。

彼は以前にも来日したことがあり,そのときは何の問題もなく入出国できたし,その後インド国内で問題を起こしたこともないそうです。日本人の知り合いも多く,日本から彼に支援を申し出る人たちもいるのですが,いったん大使館が不許可にしたものを覆すのは,容易ではありません。

 

このケースはインドから日本へ向けた出国手続の段階ですから,私がたまたまインドに滞在中でなければ,出会わなかった場面です。普通,日本で入管事件と言えば,日本へ既に入国している外国人の在留資格の更新や変更,退去強制などの事件を指します。

もっとも,こうした日本国内での入管事件も,弁護士が関与することは少ないのが実情です。入管法の手続自体が専門的ですし,通訳や事前の代理申請などの面で特殊な点が多く,弁護士にとっても取扱いが難しい分野だと言えます。

私の場合,司法試験に合格後,司法修習生として弁護士実務を体験した最初の事件が,中国人青年の在留資格に関する入管事件でした。以来,外国人事件や入管事件に縁を感じて,依頼があれば積極的に受任するようにしています。

他方で,外国人による犯罪や不法入国等の刑事事件を弁護人として受任することもあります。残念ながら事件数としては,こちらが圧倒的に多数です。

 

せっかく弁護士として外国人事件や入管事件を扱うことがあるのですから,仕事を通じて日本と外国,日本人と世界の人々との平和的な交流に,ほんの少しでも貢献できたら嬉しいと思います。

インドの知人に,次は日本で会えるといいのですが。 

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