私の職場である浦和法律事務所は,さいたま市浦和区のど真ん中,JR浦和駅と埼玉県庁(さいたま地方裁判所)のちょうど中間地点,いわゆる県庁通り沿いにあります。
埼玉県庁には,花時計や桜の大樹があり,特に桜の季節は一面がピンク色に染まるような綺麗さです。
ただ,桜はすぐに散ってしまうので(それがいいのですが),ちょっとだけ物足りなく思っていました。
すると,数年前に県庁の裏手が緑化工事されることになり,今はイワダレソウ(岩垂草)などの緑や花が一面に広がっています。柔らかい小径と日当たりの良いベンチがあって,散歩やひなたぼっこに最高の場所になりました。
……と言っても,見ながら通り過ぎているだけで,一度もベンチに座ったことがないんですけど。
このイワダレソウは何故か一度すっかり枯れて,見る影もない根腐れ状態になったことがあり,これはもうダメじゃなかろうかと思ったのですが,その後,完全に復活しちゃいました。
今はこのとおりです。
いやぁ,いいですよね~。
しかし,大規模な緑化工事をしている時は,険しい顔つきで工事現場を眺めながら,
「無駄な税金を使いやがって! こんなもん,誰が頼んで,誰が喜ぶんじゃ。」
「緑化工事? ほっとけば雑草が生えて勝手に緑化するわ,ボケ!!」
などと散々悪態をついていた心の狭い男が,今では微笑みを浮かべてイワダレソウを眺めながら,
「いやぁ,いいですよね~。」
とか言っちゃって,いい気持ちになって歩いているんですから,緑と花の力はすごいっス。
そういえば昔,「県庁の星」という映画があって,織田裕二と柴咲コウがいい味を出していましたが,埼玉県庁には星のように輝く人がどのくらいいるでしょうか。
星にまでなれなくても,せめて県庁の裏手に咲く花のように,市民の心を癒やすお手伝いを心がけてほしいものです。
ちなみに,埼玉県の花はイワダレソウではなく,サクラソウですが。
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浦和区民 (土曜日, 06 6月 2015 15:55)
ちなみに、さいたま市浦和区の花はニチニチソウです。
市報さいたまより。
ところで、歩道に枝や葉っぱが伸びて歩行の邪魔になるとか。
以前は大目に見られていたのですが、最近はバッサバッサと刈り込まれて、
何だかとてもかわいそうです。
その後の成長も考えて、草木を植える必要がありますね。
人にも通じるモノを感じています。